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けんちく部log。

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「建築あるき」のカテゴリーを絞り込みました。

あまはじ。

  令和初の台風も去り、   本格的な梅雨となりつつありますね。。    雨の多い時期にありがたい庇屋根   先週の空き時間をつかって「建物探訪」   ここは、国指定重要文化財にもなっている「中村家住宅」です。。   雨端(あまはじ)とよばれる沖縄住居特有の空間は、   内部でもなく外部でもない、あいまいな雨除けの空間となっていて、   雨の日でも快適にすごせるようになっている。。     台風の多い風土に根付いた石積みのヒンプンと植栽、そして深くて低い軒という設え。。。     竪に落とし込むタイプの雨戸は はじめてみました。。。    本場「琉球タタミ」の感触もよかったです。。。   沖縄文化にふれることができました! by一丁田  

2019.6.28

国立新美術館。

以前にも スタッフ永野が訪れていた「国立新美術館」 黒川紀章設計です。。。   エントランスの見上げはこんな感じです。。。   透明感のあるファサードを演出する うねったガラスカーテンウォールは   こんな細やかなルーバーでできてます!   遠目でみると うねってますねぇ。。。   内部アトリウムは相当な高さがあり、特徴的なタワーが印象的。。。   どんな躯体になってるのか一度ふれてみたかったのですが、   実際にみると コンクリート系パネルによる乾式工法のようでした。。。  どのスペースもデザイナーズチェアが置いてあり、  優雅にカフェでお茶でもと思ったのですが、とにかく人が多い!   雰囲気だけ味わって 一時間ほどで退散しました。。。   安藤忠雄「光の教会」実物大の展示があったときに行きたかったなぁ。。。   内部の鑑賞は いずれまた。。。。   by 一丁田

2019.4.23

素材。

東京ミッドタウン内の敷地にあるデザイン発信の場     「21_21 DESIGN SIGHT」(トゥーワン・トゥーワンと呼ばれます)    設計は安藤忠雄氏。。。   屋根は一枚板に全溶接された鉄板フッ素仕上げ。。。   建物の大部分は地下に潜ってるらしい。。   この日は、1階のギャラリーを見学しました。。。   内部は コンクリート打ち放しとボードの白EP塗装     そして、景色をくっきりと切り取られたガラスの開口部といった仕上げ。。 一方、同じ敷地内のミッドタウンタワー ガレリア3階にある「サントリー美術館」   こちらの設計は 隈研吾氏です。。 温かみのある 木のルーバーが印象的で、とっても繊細な感じです。。   この日は休館日で、表のショップだけ見学しました。。。   どちらの施設とも 素材自体に焦点をあてたデザインなのですが、   観た印象も、内部空間のたたずまいも だいぶ温度差が違いますね。。   しかし、どちらも魅力的でした!   by 一丁田  

2019.4.16

ふね。

旧都庁跡地に建てられた「東京国際フォーラム」   丸の内の巨大な空間は、いくつものコンサートホールなどを併設しています。。     ガラス棟のアトリウムは   船をイメージしているらしいが、構造材の鉄骨がすばらしくダイナミック!   全体的に、スケールがでかい。。。   地下にみえるホールも巨大空間です!   中にいる人でスケール感伝わるでしょうか。。。 中庭は、緑がいっぱいで気持ちいい!   巨大な建物に囲まれてますが、   ガラス面の透過性と光の反射によって、圧迫感もなく全体的に気持ちいい空間だ。。   視線が抜けるってのは、やはり大事なことなんですね。。。   by 一丁田  

2019.3.26

ケンチク思想。

とある満月の夜。 建築をたまにはしっかり撮りたいと思い、 現場終わりに指宿へ直行! いつでも見れるという思いから、しっかり向き合ってこなかった 鹿児島出身の建築家、高崎正治設計の「なのはな館」へ。 象徴的すぎるデザインは、 氏の思想がそのままカタチとなって表現されたような、とても前衛的なモノだ! 正直、ナンダコレと思ってしまうかもしれませんが、 現地で見るとその空間力に圧倒されます。 見れば見るほど、歩けば歩くほど、撮影スポットがたくさんあります! 問題なのは、年間の維持費が数億円掛かってしまうところ。 現在は使われていない場所もたくさんあります。 朽ちていく運命を辿らないためにも、価値を共有し使われなければいけませんね。 Sakou

2019.3.22

Le Corbusier。

  国立西洋美術館は   コルビュジエの弟子 前川國男によって新館が増築されました。   内部では 自然に移動できるようになってます。。。   新館区域に入ると いきなり現れるこの空間構成   1階には    本館との間にある中庭を眺められるギャラリーもあります。。   本館から新館まで、    グルリとまわって 最後にいきつく休憩スペース。。   ここは もちろんコルビュジエデザインの家具でみたされてます。。      最後に、正面玄関の右側にあるコンクリート階段   設計当時は回廊型の美術館の出口になるように計画されていたようだが、   実際には使用されず、いまも立ち入り禁止となっています。。。   それにしても、すべてが絵になるデザインです。。。   巨匠のデザインした空間を体感できてシアワセでした!   展示品よりも 建物隅々まで眺めて時間を費やした美術館めぐりとなりました。。   by 一丁田

2019.3.19

旅のつづき。

上野の「国立西洋美術館」   現在は開館60周年を記念してコルビュジエの展示会が開催中。。。   私が訪れたときは、まだ開催前だったため常設展示とバロックの「ルーベンス展」が開催中   内部に入るのは初めてです。。。    1階ピロティの中央から入場し、一筆書きのように展示をみてまわるような導線計画。。   トップライトのある19世紀ホールからスロープで2階へすすみます。。。   コルビュジエの建築によく登場するスロープですが、   階段と違って 足元を気にせず、   なおかつ、   進むたびに 見える情景が移り変わっていくことで、その空間の見え方が変化していく。。。   すばらしい 移動手段です。。。   そして、片側手すりのある階段   ここは、立ち入り禁止となってます。。。   展示空間の天井は低い部分が黒で、高い部分は白 壁は白   床は黒   間接照明の入ったガラスのボックス。。。建設当初は自然光を拡散させていたようですが、   いろんな事情で、現在の照明に変化していったらしい。。。     建物全体を構成する寸法は、   コルビュジエの唱えたヒューマンスケール「モデュロール」によるもの。   西洋人の体に合わせた寸法ですが、   ほどよいスケールは全国万人向けなのではないでしょうかねぇ。。   今回はじっくりと ここの空間を体感することができました!   なので、また次回にアップします。。 by一丁田

2019.3.12

同潤会アパート。

大正時代に設立された財団法人「同潤会」によって、   関東大震災後に強い鉄筋コンクリート造の集合住宅が数多く建設されました。。。   ここ、青山アパートメントもその一つ 今では「表参道ヒルズ」の端っこに、当時の建材で復元された佇まいを見ることができます。。。 各フロアにはギャラリーなどが入ってます。。。   青山のギャラリーというだけでオ・サ・レ・・・   新しいヒルズとの接続部分とは、こんな感じでつながっている。。。   この打ち放しコンクリートの設計は 言わずと知れた安藤忠雄さんですね。。   周囲環境に配慮し、   表参道のケヤキ並木の高さにあわせて建てられたこの施設は、   地上は3階までとなっており   収益性を高めるために必要な店舗の大部分が地下に埋まっています。。。   中央の吹き抜けは回遊性のあるスロープでつながっており、   周回しながら自然に各フロアへ移動でき、エスカレータでも昇降できる。。   ダイナミックな空間です。。。   新旧が違和感なく みごとに一体となってます。。。   実は、以前ここを訪れたときは、この同潤会がくっついていることに気づかなかった。。   それくらい、自然です。。。     実物を見れて満足でした。。   by 一丁田

2019.2.19

東京文化会館。

1961年竣工 「東京文化会館」    モダニズムの巨匠 前川國男の代表的な建築です。。   数年前には昼間訪れたのですが、今回は夜の内部をみたかったため、あえて夜景です。。   それにしても デカい! 目の前に建つ 前川の巨匠コルビュジエ設計「国立西洋美術館」の敷地から撮っても   フレームに納まりきれません。。。   水平ラインが強調されていて、とっても。。。とっても。。。 かっこいい! 今回どうしてもこの目で確かめたかったのは ランダムに配置された星空のような照明。。。   それと、「落ち葉」をイメージしたという床タイル   それから なんといってもダイナミックな屋内空間を体感したかったのです。。。   この日は バレエの公演と音楽家のコンサートが準備中であり、   多くのお客さんが来館していました。。   大ホールへとつづく部分にはゆるやかな仕切りがあり、あちらはみえるものの立ち入り禁止! この仕切りカーテンも よく見ると「人」と「人」が手をつないでいるように見えます。。   かわいいデザインです。。 こんな巨大な施設ですが、細部までこだわりぬいたデザインが施されています。。。   スゴイ。。。 スロープの手すりも 手触りのいい形状。。。   意匠にも徹底的にこだわり、使う人にも十分に配慮された建物なんです。。。 あまりにも 見るところが多すぎて、こっちウロウロ あっちウロウロ・・・・   警備員の眼が怖かったです。。。   感動のあまり、翌朝も来てしまった。。。   夜も昼も見どころ満載の建築です。。。次回はぜひ 大ホール内部を味わってみたい! そう誓った一丁田でした。。

2019.2.12

浅草観光センター。

ここ数日、平屋の設計に没頭している一丁田です。。   さて平屋といえば    平屋を積み重ねたようなデザインが目を引く「浅草観光センター」   雷門前の交差点にあった銀行跡地の建物です。。   隈研吾設計!   狭い敷地にあるためペンシルビルにしたくなくて、   浅草の街並みに合うようなデザインにしたという。。。   ルーバーの不燃杉は近くでみると、テーパーになってた。。   こんな細かいディテールが外観の印象を変えていくんですね。。。   8Fテラスまで一気にエレベーター移動するとスカイツリーもきれいに見える。。    浅草寺の仲見世もこんな感じ。。   9:00オープン早々に入場したため、   いつもは ごった返す街の人も、まだまばら。。。   おかげで、ここもゆっくり見学できた。。。   6Fでは、まだ誰もいないシアターで さびしく映像だけが流れてます。。。   あと数時間もすれば人でいっぱいになることだろう。。。 外観からは内部のようすが想像できなかったが、   決して広くない各フロアも、それぞれの階高に変化があり、   そこから見える景色の高さが変化することで、どこにいても開放的で気持ちのいい施設でした。。 by 一丁田

2019.2.5

図書館。

以前、一丁田がブログでアップしていた   都城市立図書館へわたしも遊びに行ってきました[E:run]     お気に入りの場所を見つけ、持ってきた勉強道具をひろげ   はじめていると   家ではあんなに集中出来ないのに!!!    なんとなんと5時間ほど時間が過ぎていました。    素敵な空間の中で充実した時間を過ごすことができました。     館長さんの話をきいていると、   「騒いではいけません」「携帯禁止」などの 禁止事項が無いようで   その貼り紙がないとのこと。。。  確かに、あたりを見回しても   注意事項・禁止事項の貼り紙がなかった!!     「みんなでつくっていく建物」かっこよかったです。。 永野

2019.2.4

吉村順三記念ギャラリー。

ライトの「自由学園明日館」から歩いて10分ほどでしょうか。。。   目白にある 「吉村順三記念ギャラリー」へ向かう。。。   今回の旅の目的のなかで、かなり上位に位置する目的の場所だ。。 あこがれの「吉村順三設計事務所」跡地です! この日は、当時、吉村事務所の所員であった建築家の平尾 寛氏や他にもスタッフさんがいて   ひとつひとつを詳しく説明してくださった。。。   後ろ姿の左手の方が 平尾さんです。。   ここは、一般フロアから一段下がったスペースで、当時の「打ち合わせ室」   左の階段をあがると吉村先生の個室へ。。。(今は図面と模型の倉庫と化していました。。)   設計依頼のあるお客さんは、訪問するとまず、ここへ案内され「吉村テイスト」を感じ取りながら   先生を待ち、そこへ2階からゆっくりと吉村氏が下りてきて相談がはじまるという、   なんとも粋な演出です。。 ちなみに、別階段からの2階部分は、   現在若手のデザイナーや建築家が数人で働くシェアオフィスとなっており、   格安で間借りさせてるらしい。。。 この部屋の椅子という椅子すべてに座り、部屋隅々までながめる。。。   吉村障子を開け閉めさせてもらったり、   当時の図面をながめたりしながらゆっくりとした時間が流れます。。 なんだかんだで、最後は客が3人となり、   お隣の展示室でコーヒーをいただきながら雑談がはじまる。。   話がはずみ2杯もいただいた。。(おだやかに語る平尾氏も素敵でした。。。)   多くの作品を残した吉村順三氏ですが、他の巨匠たちに比べ、   それにまつわる雑誌等は極端に少ない。。。 平尾氏いわく、創ってから自分の作品に対しては、あまり多くを語らず、   「住み手」が気もちよく暮らしていくことに情熱を注いでいた方だったらしい。。。   ますますファンになりました! 大満足の建物あるきとなりました! by 一丁田

2019.1.29

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