けんちく部log。
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「建築あるき」のカテゴリーを絞り込みました。
Dome2。
熊本県民総合運動公園内に建つ、 異彩を放つプロポーションの建築、パークドーム熊本。 内部へ入ると、テントみたいな幕で覆われた構造になっていました! ウォーキングコースを歩きながら、その空間に圧倒!! 建物の周りの窓は回転式で、中のウォーキングコースに どこからでも入れるようになっていて、とても開放的!!! コンクリートの構造もとても素敵な空間を創り出しています!! 建築は構造の見せ方ひとつで、とても魅力的になりますね!!! Sakou
2021.4.7
Dome。
ここ最近 改修や新築のご相談をいただき フル稼働のTAG Designスタッフです! さて、先日立ち寄った小国ドームは 建築家 葉 祥栄氏の設計です。 ステンレスの屋根は大きく湾曲していて、 内部は地元杉の間伐材で構成された木造立体トラスです! 正面の傾斜したガラスは 鉄骨に直接はめ込まれていて、 使用部材の点数が少なくとってもシンプルなディテールです。。。 構造と意匠がお互いにムダなく両立されていて 単純なようで 実はとっても細かく複雑に構成された建築であることがわかります! 同じく南小国の道の駅に建つ 小国ゆうステーションも同氏の設計。。。 建物2階に続く 薄っスーいコンクリートスラブのスロープもデザイン性高し! 特徴的なファサードで ついつい立ち寄っちゃいますよね! 21世紀を代表する コンクリートと木と鉄とガラス それぞれの利点を活かした見応えある建物でした。。。 「体感がすべて!」 建物あるきは続きます。。。 by 一丁田
2021.4.6
小国のまち。
南小国町で見かけた蔵。。 本体の蔵の上に二重に葺かれた大屋根! これは珍しいと 見入ってしまいました。 雰囲気のいい通り沿いには なんともいいバランスのお店もありました。。。 古くから伝わる「置き屋根」 と呼ばれる工法らしく、蔵の温湿度調整と建物の劣化を防ぐ役割らしいです。 知らない街を歩いて散策すると、思いがけない珍しいケンチクに出会えます! 体感の旅は、永遠に続きます。。。 by一丁田
2021.3.23
グリーンベルト。
鹿児島市内の産業道路沿い一帯の谷山緑地公園。 たくさんの緑に覆われ、ずーっと直線が続くこの公園は、 考え事をしたり、好きなラジオ番組を聴いたりしながら、 散歩するのに最適だと気付き利用し始めました。 通勤通学、イヌの散歩、ウォーキングやランニングなどで、 利用されている方々がたくさんいて、 街なかの隠れたところに少しだけ賑わいがある感じがとても良しです! また、公園では直線の遊歩道が続きますが、 所々に小さな広場のようなポケットパークが点在していて、 都市計画的にもおもしろい空間になっています!! コンクリート製の東屋や、各所にあるトイレなどなど、 県立公園ではありますが、少し遊び心のあるデザインの建築がみられます!!! 現在、産学官連携で「谷山緑地公園グリントプロジェクト」と呼ばれる、 公園のにぎわい再生計画が着々と進んでいるようです。 色んなイベントをしたり、カフェなどの施設ができて生まれ変わるみたいです!!!! Sakou
2021.3.17
zoo。
寒くなりましたね。 先週末までが 暖かかったので チョット慣れるまでが大変かな。。。 さて、最後のポカポカ日和で 先週は近所の動物園へ行ってきました! そこで見かけた建築、 単なるエレベーター棟ですが、深い軒が張り出されていて なんともかっこいい! 陰影がその雰囲気を醸し出すのでしょうね。。。 動物園では トリケラトプスのような サイを見るのが大好物な一丁田でした。
2020.12.15
ガラスのフレーム。
ピクチャーウィンドウという窓がある。。。 壁を切り取り ガラスの はめ込まれた開口からは 外の景色がきれいに見通せる。。。 室内の照度が抑えられた空間であれば なおさら外の明るさと広がりを感じ取れるものになるようだ。。。 一方で、ガラス張りの透明感ある空間もすごく魅力的だと思います。。。 こんな海を見せたい場合、 さて、どちらを選択することだろう。。。 どちらも きっと魅力的だ! 建築に 果たして正解はあるのでしょうか。。。 by一丁田
2020.11.24
モダニズム?
現場事務所にて、 休憩時間にはモダニズム建築を見に行きたい!巡りたい!と言っている 弊社スタッフ一丁田との会話の中に出たケンチクです。 長崎市内に建つ”聖フィリッポ西坂教会”という教会です。50年以上経っています。 独特な二つの塔・・・。ピンと来た方もいるかもしれません。ガウディライクなんです。 サグラダ・ファミリアのガウディに影響された今井兼次氏設計のモダニズム建築です。 今井氏が日本にガウディを広めました。 当初の外壁は、コンクリートの打ちっ放しでしたが、最近キレイに塗装されました。 モダニズムとはいっても、外観には自由なカタチの装飾がたくさんあって見所です。 雨どいの四葉のクローバーのアンコウはとても素敵です! 二つの塔には陶器のかけらがモザイク状に貼られていて、 皿やお茶碗のカタチをしたままのモノもあります。 これを貼ったタイル屋さんも大変ですが、指示する方も大変だなあ・・・。 教会の中も見所盛り沢山。なかなか先へ進みません。 祈りの空間は・・・すごく感動しました。木造の船底天井が強烈です。 いろんなカタチのステンドグラスを、この天井がスッキリ美しくまとめていると思います。 長崎駅前の急坂をえっこらよっこら上がったところにありますので、ぜひ一見を。 Sakou
2020.10.28
遠足のような。
久々の建物探訪となったTAGメンのお昼休み時間。。。 外出自粛期間も はやく全面的に解けてほしいものです! 異国の建築を感じるスケール。。。(行ったことないけど。。) 指宿なのはな館は、劣化もひどく 現在、半分は未使用の空間となってます。。 もったいない。。 「映える写真を!」 と 最近Instagramをはじめたスタッフ東・・・ けっこうな枚数の写真を撮ってました! ダイナミックな空間を体感できたお昼休みでした。。。 こんなすばらしい建築を見ると、 どうしても、施工上の大変さに目が行ってしまい、 肝心の設計意図を理解できないまま帰ってきたのは、施工屋のサダメでしょうか・・・ by一丁田
2020.6.9
Nagasaki trip, Day 2.
平戸島東部に位置する宝亀(ほうき)集落にある宝亀教会。 クルマ1台分しか通れない脇道を駆け上がると、 美しい赤色の教会が現れます。 レンガづくりの教会で、前回紹介した教会同様、 尖塔アーチのデザインを多用したゴシック建築の教会です。 赤と白の配色や中央部分の ”バラ窓” など、正面のデザインが印象深かったですが、 洋風の建物に漢字で書かれた"天主堂"の文字がとてもカッコイイです!! 教会の側面は漆喰塗りと板張りで、正面とは全く様子が違います! ちなみに、基礎の石積みの穴の開いた部分は床下換気口です。 なんと、教会の側面部分はバルコニーになっていました! バルコニー付きの教会は初めてみました。 洋館でよくある "コロニアルスタイル" です。 しかも、この教会は長崎の宮大工が建てたということもビックリです。。。 外の天井は、板を網目状に組んだ ”網代(あじろ)天井” です。 尖塔アーチの開口部分のレンガ積も圧巻です! 下駄箱がデッドスペースを利用してピッタリ納まっています。 キレイな彩色だ。 Sakou
2020.3.25
Nagasaki trip, Day 1. つづき。
前回の長崎旅のつづき。 長崎は、長崎市内のオランダ坂のように坂道になまえが付けられるほど、 坂道が多いイメージがありますが、 平戸も例外ではありませんでした。 ひたすら登って、下ってたくさん歩きました! 長崎の坂道は、路地裏の雰囲気を醸し出した小道がたくさんあるような気がします。 お寺のある通り沿いは静粛な雰囲気! 今回の長崎旅のテーマは、"教会めぐり" です。 ようやく1軒目の教会です。 お寺が建ち並ぶところから、突然現れます! 和洋折衷な風景・・・。フシギなカンジです! 「平戸ザビエル記念教会」 鉄筋コンクリート造の教会です。 入り口にサッシが取り付けられていますが、 建設から100年近く経ちます。 よく手入れされていてキレイな教会でした! キレイなウグイス色です。青空とセットで見たかった!!! 尖塔アーチと尖がり帽子のような屋根が沢山あるのは、 ゴシック建築の特徴です。 尖がった部分の装飾もシンプルでオシャレです! 宙ぶらりんになっている部材は、 ゴシック建築によく用いられるフライングバットレス。 控え柱に力を伝達する重要な構造材ですが、 デザイン的にもシャープでカッコイイです。 内部は白を基調としたリブヴォールト天井の空間です。 平戸を訪れた際はぜひ立ち寄りましょう。 Sakou
2020.3.18
Nagasaki trip, Day 1.
昨年末、念願の長崎縦断の旅。 4泊5日の車中泊。 初日は長崎北部の平戸へ。 平戸は江戸時代、鎖国になる前にオランダとの貿易で栄えたまち。 平戸の港周辺では、現在でも古いまちなみが残っていました。 写真右上には教会が建てられているのがみえます。 ザビエルがキリスト教の布教に訪れた地でもありますが、その話題は次回にでも! 久しぶりのまちあるき。 海外との貿易があったまちというと、 どこか異国情緒を感じる建物が多いような気もしますが、 ここは、町屋が建ち並び、 どれもこれもファサードは派手め、屋根のカタチもいろいろ個性的で、 神社やお寺のような日本的なデザインを感じる建物ばかりだったような。 時代が下って建てられたクリーム色の看板建築も、 まちなみのアクセントになってとてもGoodです。 正方形の窓がオシャレ。 坂道に建っていた港町らしい板張りの建物は、 入り口の高さがそれぞれ違います。 建物の中は段差が付けられていました。フシギです! 町屋のおもしろポイント。 店先の軒を支える”持ち送り”の部分。 お店の屋号が刻まれ、曲線部分は、商売繁盛の唐草模様。 お店によってカタチがいろいろで、必ずチェックです! Sakou
2020.3.11

