けんちく部log。
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昨夜、盆休暇に帰省してきた友人がマイホームとして30年近く使われなくなった古民家を購入、リフォームした話が出たとき、「梁に陶器で白い5~6cmの円状の物が付いてて何に使用していたかわからなかった」と尋ねられました。
それ「がいし」って言って電気が周りに放電しない様に絶縁する電柱とかでみられる器具なんだけど、屋内って珍しいねぇ・・・と言いながらも築70年以上になる実家の梁には、線だけ撤去して碍子はそのまま残っています。(梁下の黒いのは電球が下がっていたらしい)
今では考えられませんが、昔の配線は触って電気の流れているのがわかる物もあったらしく(蝋や布?等で巻いた物)火事や漏電の防止から碍子が使われていました。
今は陶器製から樹脂性に代わってきていますが、絶縁器具として140年以上使われているベストセラーの一品。
友人の話やそこに限らず古い家には使われなくなった後に撤去されずに残ってる不明な物って結構ありそうですね。
ちょこっと古民家に興味が持てた昨夜でした。
ダラ話 有村