けんちく部log。
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鹿児島県には霧島や指宿など全国的に有名な温泉をはじめ、たくさんの温泉があります。
温泉湧出量では北海道、大分県に次いで第3位になっていますが、なぜこのように本件に
は温泉が多いのでしょうか?
鹿児島県に広がる温泉
温泉は、地中から湧出する25℃以上の温水であるか、一定量以上の成分を含む鉱水を
いいます。
入湯安全心得
①かけ湯は大切
湯舟に入る前のかけ湯は、体の汚れを落とすためのマナーでもありますが、急な温度変化
でおこる血圧の急上昇を防止する大切な意味を持っています。
体の末端(つま先→下半身→腕→背中→心臓)から順に心臓へ向かってかけていきましょう。
②湯船から急に立ち上がらない
湯船の中で体にかかっていた水圧が、立ち上がることで急劇に下がり、血液が下半身に
落ちていきます。入浴で体が脱水している状態で立ち上がると、急性低血圧をおこし、
立ちくらみしたり、目の前に星がチカチカしたりしますよね。ひどい人は失神したり
して、転倒などの二次的事故にもつながりかねません。
③食後すぐの入浴は避ける
食後、体は食べ物を消化するため、一~二時間は胃や腸の消化管の方に血液を多く
送り出します。結果、体内を巡る血液量が相対的に減少し、立ちくらみなどをおこす
可能性が高くなります。また、食べ物の消化、吸収にも良い状態とは言えません。
食後入浴する場合は、二時間前後空けてからにしましょう。
④アルコールを飲んだ後の入浴はさらに危険
アルコールには利尿作用があります。ただでさえ入浴中は汗をかいて水分が失われ
ているのに、アルコール+入浴で、体内の水分はさらに奪われてしまいます。
また、酔っているため血流が通常よりも良くなっている上に、入浴による体温上昇
で、血圧の急上昇がおこっています。十分に酔いを醒まし、水分補給をしてから
入浴しましょう。※酔い覚ましのための入浴は本当に危険です。
⑤お風呂の前後は必ず水分補給を
四〇度のお湯に一〇分間入浴する事で、約五〇〇CCもの水分が失われています。
水分を失う事によって自然と血液粘度は高まり、自分では分らないうちに
血液ドロドロの状態に近づいてしまいます。そこで、入浴前後の水分補給が
とても大切な意味を持つのです。真水よりもナトリウム、カリウムなどが
配合されているスポーツドリンクであれば、吸収も早くなお良いですね。
おやっとさー
by・・・霜出