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2024.3.26

入湯安全心得

鹿児島県には霧島や指宿など全国的に有名な温泉をはじめ、たくさんの温泉があります。

温泉湧出量では北海道、大分県に次いで第3位になっていますが、なぜこのように本件に

は温泉が多いのでしょうか?

鹿児島県に広がる温泉

温泉は、地中から湧出する25℃以上の温水であるか、一定量以上の成分を含む鉱水を

いいます。

入湯安全心得

①かけ湯は大切

湯舟に入る前のかけ湯は、体の汚れを落とすためのマナーでもありますが、急な温度変化

でおこる血圧の急上昇を防止する大切な意味を持っています。

体の末端(つま先→下半身→腕→背中→心臓)から順に心臓へ向かってかけていきましょう。

②湯船から急に立ち上がらない

湯船の中で体にかかっていた水圧が、立ち上がることで急劇に下がり、血液が下半身に

落ちていきます。入浴で体が脱水している状態で立ち上がると、急性低血圧をおこし、

立ちくらみしたり、目の前に星がチカチカしたりしますよね。ひどい人は失神したり

して、転倒などの二次的事故にもつながりかねません。

③食後すぐの入浴は避ける

食後、体は食べ物を消化するため、一~二時間は胃や腸の消化管の方に血液を多く

送り出します。結果、体内を巡る血液量が相対的に減少し、立ちくらみなどをおこす

可能性が高くなります。また、食べ物の消化、吸収にも良い状態とは言えません。

食後入浴する場合は、二時間前後空けてからにしましょう。

④アルコールを飲んだ後の入浴はさらに危険

アルコールには利尿作用があります。ただでさえ入浴中は汗をかいて水分が失われ

ているのに、アルコール+入浴で、体内の水分はさらに奪われてしまいます。

また、酔っているため血流が通常よりも良くなっている上に、入浴による体温上昇

で、血圧の急上昇がおこっています。十分に酔いを醒まし、水分補給をしてから

入浴しましょう。※酔い覚ましのための入浴は本当に危険です。

⑤お風呂の前後は必ず水分補給を

四〇度のお湯に一〇分間入浴する事で、約五〇〇CCもの水分が失われています。

水分を失う事によって自然と血液粘度は高まり、自分では分らないうちに

血液ドロドロの状態に近づいてしまいます。そこで、入浴前後の水分補給が

とても大切な意味を持つのです。真水よりもナトリウム、カリウムなどが

配合されているスポーツドリンクであれば、吸収も早くなお良いですね。

おやっとさー

by・・・霜出

 

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