けんちく部log。
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先日のTVで、坂倉準三設計の鎌倉にある近代美術館が閉鎖すると知り、
無性に坂倉建築がみたくなり、「鹿児島カテドラル ザビエル教会」へいってきました。。
ご本人没後の建築ですが、、、その後の同事務所作品ですので、、
背後のマンション 邪魔ですね。
まえは なかったです!
竣工から16年。。当時から色あせてないような気がする焼杉のリブ付き打放しコンクリート
焼杉というところが、この雰囲気を醸し出してるんでしょうね。。
以前は、なんとなく気兼ねして 内部に入れずにいたのですが、
教会の聖堂には誰でも気軽にはいれます。。。そういう貼り紙がありました!
内部に入るとまず 神秘的な光に 圧倒されます・・・
いかにも教会らしき音色が流れていて、
しばし、ベンチに座り込んでしましまいました!
ワタクシ カトリックでもなんでもないのですが、
さすがに ここに入ると聖なる気分に浸れますね。
パイプオルガンの音に共鳴振動しないように パネルが設けられてますが、
このパンチングと 色ガラスを透した自然光だけで、この空間の照明が成立してます。。
石膏ボードと吸音板で仕上げられた天井面。。。
パンチングも立ち上げがついてて 厚みを感じさせます。。。
大聖堂の正面は 青色 、背面は 赤色 のガラスになってます。。
この配色 すごい。。。
聖堂内には パイプオルガンらしき音色が響いてたのですが、2階にあがると
なんと、ここで弾いておられたんですね。。。気付かなかった!
何やら 音の調整をされていたようです。。
聖堂入り口のエントランス天井は 1階にある小聖堂の天井も兼ねている。。。
ガラス越しに見える部分が小聖堂の天井部分。。
小聖堂 入り口は 枠のない 扉でして、戸当たりディテールはこんな感じです。。
ここでも 自然に 手をあわせてしまいます。。。
教会の神秘的な空間に いやされた散歩となりました。。。
by 一丁田