けんちく部log。
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こんにちは。酒匂です。
現在、現場では新しくつくる駐輪場の擁壁を施工しています。
捨てコンクリート(基礎が据わる面)に1/1の図面を描くように墨を出していきます。
墨出しをもとに鉄筋と型枠を組み立てていきます。
ドーナツのような丸いモノは、スペーサーと呼ばれ、
鉄筋とコンクリートのかぶり厚を確保するために取り付けます。
取り付けないとコンクリートを流し込んだ時に、鉄筋が傾いてしまいます。
コンクリートを注文してポンプ車を使い、コンクリートを圧送します。
コンクリートが足りなくなった時には、職人さんの作業が止まってしまうので、
足りるかどうかドキドキしながら見ています。
コンクリートに一定の強度が出るまで、養生します。
強度の確認は、打設前にサンプルを採り、一定期間後に壊して確認します。
脱型後のコンクリートは鏡のような仕上がりです。
打ちっ放しなど、コンクリート面が仕上げとなるところは、
型枠パネルの繋ぎ目の目地や、パネル間隔保持に使うセパレータをつなぐPコンの丸模様、
この目地と丸模様が、どの位置に来るか計算して、
型枠を組むと、仕上りの見た目がカッコよくなります。
これからコンクリート化粧面を見る目が変わりそうですね。
Sakou