けんちく部log。
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さて
お昼を食べてエネルギーを充填した後は、
縄文杉から5分ほど登った地点にある「高塚小屋」に到着。
一年ほど前に以前のブロック造から建て替えられたこの避難小屋は
屋久島では一番あたらしい山小屋。。
なんと 今年プリツカー賞を受賞した世界的建築家の「坂茂(ばんしげる)」氏設計なのだ。
基本的な構造は鉄骨だが、「紙の教会」や「東北での仮設住宅」などで多用された
紙チューブで外装を覆っている。。
紙チューブの間にはシリコンパイプが挟み込まれ、中も このとおり明るいのだ。。。
朽ちていく紙チューブはその部分のみ取り換えられるというエコな造りとなっている。。
昔の基礎は再利用されたそうなので、大きさ的には1フロア6人程度が横になれそうで、
3フロアで21人の収容人数となっている。。。
今後は 寄贈者である レモンガス 赤津慎太郎 小屋 に改名されるのか?
しかし、残念なことに 引き戸の玄関が脱線しており閉まりきれない状態に・・・
扉自体の重みにレールが耐えきれなかったのか。。。
吊込み式にしたほうがよかったんじゃないかな。。
などと考えながらしばらく見学。。
当初の登山計画では ここに宿泊しようと考えていたが、時間もまだ1時過ぎ。。。
明日の宮之浦岳を目指すため、この先の「新高塚小屋」をめざし進みます。。。
目的の「新高塚小屋」へ到着しました。
先ほど お昼を食べてる間に追い越された関東からの5人組みと
「高塚小屋」であった元気な若者4人組みが先に到着していただけで
寝床も余裕で確保。。
山小屋といっても 所詮は無人の避難小屋であり、情報通りネズミ注意とある。。
水場で水も確保し、晩ごはんを早めにすませ、明日のために早めの就寝準備・・・
もちろん電気もないので、5時ごろには真っ暗です。。
ヘッドランプでシュラフにもぐりこみます。。。
総勢30人程度がこの小屋に泊まることになりました。
夜中にはガスも晴れて 星空がサイコーにきれいな夜でした。。。
さて目標の宮之浦岳は次回のお楽しみに!
by 一丁田